解体諸因 西澤保彦 初読み
初めて読む西澤保彦。
コンビニでふと呼んだミステリ漫画の中に原作ものがあったので、そのまま小説も読むことに。
短編中篇連作ものだが、ほぼすべてバラバラ殺人。
そうじゃないものは、ぬいぐるみやポスターが切断されたり切り取られたりで、対象が人間じゃないだけ。
映像だとダメだけど、活字ならそれなりに平気なのだが、こんだけ続くと結構きつい。
探偵役は、タック、ボアン。タカチは他作品で探偵役らしい。
古い新聞記事や、喫茶店で話を聞いただけで推理してしまう(素人探偵だし)安楽椅子っぷりを見せ付けているが、事件に巻き込まれるのもあってバリエーションはそれなりに豊富なのかと思う。
意外な伏線もあったので他作品もあたることにしよう。
- 作者: 西澤保彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1997/12/12
- メディア: 文庫
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月の扉 石持浅海
「扉は閉ざされたまま」が好印象だったので、過去作品を探してみた。
お得意?の閉鎖状況。
閉鎖状況というと嵐の山荘とか孤島の別荘とかのイメージだけど、この作品はハイジャック中の飛行機。
探偵役は偶然無理やりにやらされてるにもかかわらず実は有能。
エンディングは、まあハッピーエンドはないと思ってたけど…
- 作者: 石持浅海
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2003/08/21
- メディア: 新書
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